グルテンとは何なのか??グルテンフリー効果について考えてみよう!


近、グルテンフリーという言葉をよく耳にするようになりました。

グルテンフリーとは文字通りグルテンがないということですね。

グルテンというのは小麦粉などに入っている成分です。

「それじゃパンは食べないがいいってこと?

じゃあ、一生懸命に美味しいパンを作ってきたパン屋さんはどうなるの?

おいしいうどん作りをがんばってきたうどん屋さんは?」

そういう疑問がわいてきますよね。

今回はそんなグルテンフリーについて、一緒に考えていきましょう。

グルテンフリーとは?

グルテンフリーとはグルテンを含んでいない食品のこと、

あるいはグルテンを含んでいるものを食べない食生活のことです。

グルテンというのは小麦などに含まれるタンパク質のことです。

小麦には様々なタンパク質が含まれていますが、その中でも

グリアジンとグルテニンというタンパク質が大半を占めています。

小麦粉に水を入れてこねると、グリアジンとグルテニンが結びつき、

グルテンができます。

このグルテンが生地に粘りや弾力をもたらします。

もちもちパンもふわふわケーキもコシのあるうどんも

グルテンのおけげでできるのです。

グルテンは大麦やライ麦などにも、少量ですが含まれています。

しかしこのグルテンが体に悪影響を与えるということで、

欧米ではグルテンフリーの考え方が広まってきました。

そして、あの有名なテニスプレイヤー、ジョコビッチが

グルテンフリー食事法を取り入れ、その効果を記した著書

「ジョコビッチの生まれ変わる食事〜あなたの人生を激変させる14日間プログラム」

が爆発的に売れたことで日本でもグルテンフリーへの関心が急速に高まりました。

グルテンの体への悪影響

それでは、グルテンはどのような悪影響を体にもたらすのでしょうか?

グルテンは消化器管で分解されにくい性質を持ち

腸に残ってしまうので、腸に炎症を起こし、

便秘や下痢、イライラなど腸に起因する症状があらわれることがあります。

グルテンを体質的に受け付けないアレルギーの人が摂取すると、

小腸が刺激され、吐き気や腹痛、湿疹などを引き起こします。

またアレルギーではないけれども、小麦を食べると下痢をしたり腹痛を起こしたりする

グルテン過敏症の人が実は多く存在するそうです。

そういえば、パンやうどんなどの小麦製品を続けて食べると、

お腹がゆるくなるなあと思われる方はグルテン過敏症なのかもしれません。

それからグルテンを摂取すると、自己免疫反応により小腸が損傷を受け、

食べたものの栄養を吸収することができなくなるセリアック病というものがあります。

セリアック病の人がグルテンを摂取すると、

栄養失調や骨粗しょう症など深刻な状態になることもあり、

また慢性疲労やうつなどの神経障害をもたらすこともあります。

悪いのはグルテンだけじゃない

だからといって、グルテンだけが悪いのではありません。

実は今の小麦は80年程前までの小麦とは全く違うのだそうです。

1940年代から1960年代にかけて、

世界の危機を救うという大義名分のもと、

遺伝子組み替えをしたり化学肥料を大量に使用したりして

穀物の生産性を上げてきた時期があります。

これによって低価格の小麦が大量に販売されるようになりました。

小麦が安くなるのは嬉しいことなのですが、

以前の小麦と比べてミネラルなどの栄養素が少なくなったのです。

海外からの輸入の場合は、

それに加えて防虫や防かびのためにポストハーベストと呼ばれる

収穫後の農薬も使われます。

日本ではポストハーベストは禁止されているので、

輸入小麦よりは国産の方が安心だと言えます。

また小麦の中には、グルテン以外にも

小腸での消化を妨げるATIsと呼ばれるタンパク質

腸内環境を壊し過敏性腸症候群の原因となるフルクタン

という物質も含まれています。

その他にも小麦には様々なタンパク質が含まれているので、

グルテンフリーにしたとしても

それらに対するアレルギーを引き起こすこともあります。

ということは安価なパンやパスタ、うどんを毎日のように食べることは

考え直した方がよさそうですね。

グルテンフリーにした方が良いのか?

アレルギーやグルテン過敏症、セリアック病の人は、

専門医の指導のもとでグルテンを除去した食生活を送るべきですが、

そうではない人達もグルテンフリーを実践すべきなのでしょうか?

本当にグルテンフリーをやるとなると、

小麦製品だけでなくグルテンを含む穀類を原材料とした醤油や味噌や、

さらにはビールなども排除しなければいけなくなります。

そこまでのことが一般の私たちにできるでしょうか?

自分や家族の体のために必要だと思われる方にはいいことだと思いますが、

「流行っているから」とか「ダイエットしたいから」というような理由で

グルテンフリーを実践する必要はないのではないでしょうか。

グルテンフリーの前にできること

グルテンフリーの前に、私たちが実行できることとして

以下のようなことをおすすめします。

①米を主食にする

小麦はもともと乾燥した地域で作られるものです。

ですからフランスやイタリアでは美味しいパンやパスタができます。

日本の気候にはやはり米が適しています。

気候に合ったものを食べるのが一番体にはいいことなので、

主食はなるべくご飯にしましょう。

②無農薬、国産小麦で作っているパンを買う

上述しましたように、農薬やポストハーベストの問題は無視できません。

パンを買う時は、少々高くても無農薬の国産小麦で作っているものを買いましょう。

③米粉パンや玄米パンを食べる

今はパン屋さんにも米粉パンや玄米パンが置いてあるところが増えました。

やっぱりパン食がいい人は、米粉パンや玄米パンを使ってみましょう。

④ケーキはいいものをちょっと特別な日に

しょっちゅう菓子パンやケーキを食べていた人は、

糖分を考えても体に良くないので控えるようにしましょう。

そして、ちょっと特別な日に

材料を厳選して作ってあるものをおいしくいただきましょう。

⑤腸内環境を改善して、強い体をつくろう

発酵食品やオリゴ糖の入った食品を摂取し、腸内環境を改善して、

悪い物が侵入しても簡単に負けない体をつくりましょう。

腸内環境を改善するには、食べ物だけでなく

規則正しい生活をし、疲れをためないことも大切です。

⑤原材料や生産国をチェックする習慣を

小麦だけではなく、食品を購入するときは

原材料や国産かどうかをチェックする習慣をつけましょう。

まとめ

グルテンフリーについて、理解の一助になったでしょうか?

人間にとって、食べるということは

ただ栄養を吸収するだけではなく、

喜びや楽しみでもあります。

だから、美味しいパンやケーキは

やっぱり食べたいですよね。

アレルギーじゃないのだったら悪いからと排除するだけでなく、

体に配慮しながらも美味しく楽しく食べる生活を送っていきたいものです。

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